害獣駆除ではどんな薬品を使用するのか?忌避剤・燻煙剤の効果と特徴
こんにちは!栃木県を中心に、戸建て住宅や店舗、農地などの害獣駆除を専門に行っております害獣駆除専門店Rmakers【栃木】です。「天井から動物の足音がする」「庭が荒らされている」…もしかしたら、それはネズミやアライグマなどの害獣の仕業かもしれません。害獣被害に悩まされている方の中には、「自分でできる対策はないかな?」と考えている方も多いでしょう。ホームセンターに行けば様々な害獣駆除の薬品が売られていますが、「どれを選べばいいの?」「本当に効果があるの?」と迷ってしまいますよね。この記事では、害獣駆除に使われる薬品の種類や選び方、使い方、そして使用上の注意点について、プロの視点から詳しく解説します。
害獣駆除に使われる薬品の種類
害獣駆除に使用される薬品は、その目的や効果によって大きく3つの種類に分けられます。それぞれの特徴を理解し、状況に合わせて使い分けることが重要です。
殺鼠剤(さっそざい)・毒餌(どくえ)

ネズミ駆除の代表的な薬品です。ネズミが好む穀物やチーズなどを混ぜた毒餌を設置し、食べさせて駆除します。摂取から数日後に効果が現れる遅効性タイプが多く、ネズミに警戒されにくい。ペットや子供が誤って口にする危険性がある。死骸が壁の中などで腐敗し、悪臭や二次被害につながる可能性があります。
■メリット
- ネズミが警戒しにくい。
- 毒餌を巣に持ち帰ることで、他のネズミも駆除できる可能性がある。
- 駆除効果が高い。
■デメリット
- 誤ってペットや子供が口にしてしまう可能性があるため、設置場所には細心の注意が必要。
- 死骸がどこで発見されるか分からないため、悪臭や虫の発生源になることがある。
忌避剤(きひざい)

害獣が嫌がる匂いや成分を使い、特定の場所から遠ざけることを目的とした薬品です。殺生を伴わず、侵入防止の予防策としても使えます。ペットや子供がいる家庭でも比較的安全です。即効性はなく、害獣が慣れると効果が薄れるため、定期的な交換や散布が必要です。一時的な対策であり、根本的な解決にはなりにくい。
■メリット
- 殺生を伴わないため、心理的な負担が少ない。
- 毒性が低く、ペットや子供がいる家庭でも比較的安全に使用できる。
- 侵入防止対策として有効。
■デメリット
- 即効性は期待できない。
- 害獣が慣れてしまうと効果が薄れることがある。
- 効果が持続しないため、定期的な散布や交換が必要。
燻煙剤(くんえんざい)

煙を発生させることで、害獣を追い出し、隠れている場所から駆除する目的で使用されます。広範囲の害獣に作用し、隠れた個体をまとめて追い出せます。使用中は火災報知器が作動しないよう対策が必要で、一時的な効果しかなく、侵入経路を封鎖しなければ再び侵入される可能性が高いです。
■メリット
- 屋根裏や床下など、手が届かない場所の害獣にも効果がある。
- 広範囲にわたる駆除が可能。
■デメリット
- 使用中は火災報知器が作動しないよう対策が必要。
- 煙が充満するため、家中の窓や扉を閉めるなどの準備が手間。
- 一時的に追い出すだけで、根本的な解決にはならないことが多い。
- 害獣駆除の薬品形状と効果
薬品は、その種類だけでなく、形状によっても使い勝手や効果が異なります。主な形状とそれぞれの特徴を見ていきましょう。
スプレータイプ
害獣が侵入する可能性のある隙間や、通り道に直接噴射して使用します。手軽に使えるため、部分的な対策に向いています。しかし、効果は一時的なものが多く、持続性は低い傾向にあります。
固形・粒剤タイプ
固形ブロックや、撒きやすい粒状の薬品です。毒餌や忌避剤に多く見られます。雨に強く、効果が長持ちする商品が多いです。毒餌の場合、設置場所に留まりやすく、ネズミなどが発見しやすいというメリットもあります。
ゲル・ペーストタイプ
忌避剤に多く、特定の場所に塗布して使用します。匂いが持続しやすく、狭い隙間などにも塗布しやすいため、侵入口の封鎖と合わせて使うと効果的です。
薬品を使用する上での注意点

ペットや子供への配慮: 毒餌や忌避剤は、誤って口にしないよう、手の届かない場所に設置しましょう。
使用方法の厳守: 薬品のパッケージに記載されている使用方法や注意書きを必ず読み、正しく使いましょう。
根本的な解決にはならない: 薬品は一時的な効果や、被害の拡大を抑えるための補助的な役割しか果たしません。根本的な解決には、侵入経路の特定と封鎖、そして棲みついた場所の清掃・消毒が必要です。
プロに依頼すべき理由
「薬品を試したけれど効果がない」「被害が広範囲にわたっている」といった場合は、プロの業者に依頼することをお勧めします。
衛生面の徹底: 駆除後のフン清掃や消毒、消臭まで、徹底した作業で再発を防ぎ、元の生活を取り戻します。
徹底した侵入経路の特定と封鎖: 専門家は、害獣の種類や行動パターンを熟知しているため、素人では見つけられない小さな隙間も見逃しません。
安全かつ確実な駆除: 危険を伴う高所作業や、毒性の強い薬品の取り扱いも安全に行えます。
薬品はあくまで一時的な対策!
害獣駆除の薬品には、殺鼠剤や忌避剤、燻煙剤など様々な種類があります。それぞれの特性を理解し、対象の害獣や被害の状況に合わせて正しく使うことが大切です。しかし、薬品はあくまで一時的な対策であり、根本的な解決には至らないことが多いのが現実です。被害が深刻な場合や、再発を確実に防ぎたい場合は、プロの専門業者に依頼するのが最も確実な方法です。薬品で様子を見つつ、状況に応じてプロへの依頼を検討してみましょう。



